FASS検定って何?
FASSとは、
Finance&
Accounting
Skill
Standard
の略で、FASS検定は、その財務経理の実務スキルを客観的に測定する検定試験です。
財務、経理のスキルというと、すぐに簿記が頭に浮かびますよね。
FASS検定は、日商簿記に知名度こそ劣りますが、ある程度の規模の企業の財務・経理担当者であれば身につけておくべき知識を網羅的に勉強できるので、地味に役立つ試験と思い、今回挑戦することにしました。
試験費は税込み11,000円と少しお高め。
2,500円の公式ガイドとセットで、試験チケットを購入すると12,000円になるということで、今回はセットの申し込みをしました。
この公式ガイドは、試験には必須と言えるもので、受験を考えていたら、まず間違いなくこのセットを購入するのがおススメです。
もんたの背景はこんなです
およそ15年前に、日商簿記2級を取得しています。
大学時代に会計の勉強をしていたので、
「全て忘れてしまわないうちに資格取得をしておこう」
というのが動機でした。
元々勉強していたことなので、参考書を買って独学でやりました。
ほとんど資格を活かす業務をしたことが無かったのですが、昨年から、仕事で会計伝票のチェックと入出金に触れる機会が極端に増えまして、もう一度腰を据えて勉強してみようと思ったときに出会ったのが、このFASS検定でした。
実際に試験を受けてみて
公式ガイドとテキストだけでは少し足りない!
FASS検定は、
・実務経験も必要ない、易しい試験
・レベルAを獲得するためには、10~20時間の勉強で十分
という記事をよく見かけます。
ですが、私が実際に受けた感想としては、
たしかに公式ガイドから5割程度は出題される。
逆に、それだけではカバーできない問題が5割出題されるということでもあります。
レベルAを獲得するためには、
800点満点中689点以上が必要です。
詳細の配点は公表されていませんが、およそ86%以上の正答が必要になります。
私は、公式ガイドを1年分、20時間以上勉強しましたが、それだけで十分とは言えないようです。
・もう少し沢山問題を解く(2~3年分公式ガイドをやる)
・間違った分野について、テキストを読み込む
・実務経験をさらに積む
といったあたりの対応が必要と感じました。
(と言って、来年度レベルAを獲得するためだけに受験するかどうかは決めてませんが…)
その他試験について諸々…
時間は少し余裕がある
CBT試験という試験の方式で、パソコンスクールのような会場がほとんどです。
私が試験を受けた会場もそのような場所で、「試験センター」と名前が付いていましたが、各自がパソコンに向かって、試験を受けるスタイルです。
4個の選択肢の中から正解を1つ選ぶという試験で、90分で100問あります。
1問に1分かけられないという計算で、少し焦りますし、時間が欲しい問題もありますが、
大抵は勉強したもの、公式ガイドと全く同じ問題も出ますので、そこで時間の帳尻が合うイメージです。
「あとで見直したいな」という問題には、画面上にチェックマークを付けることが出来、あとで見直すことが出来ますので、「自信ないな」という問題には、チェックマークを付けておくのが良いと思います。
私は、見直しも含めて15分くらい余りました。
必要な持ち物は「身分証明書のみ」というか、何も持ち込めない
あまり情報が少ない試験でしたので、持ち物を知りたかったのですが、答えは実にシンプル。
身分証以外要りません。
筆記用具も電卓も、財布も腕時計も何も持ち込めません。
会場で用意された筆記用具を渡されて、指定されたパソコンの前に座るというシステムでした。
今回の試験体験記はいかがだったでしょうか?
目標のレベルA取得には至りませんでしたが、「Cだった」という記事も見かけなかったので、思い切って投稿してみることにしました。
独立はモチロン、転職にもすぐに役に立つという系統のものではありませんが、「経理の仕事の基礎を学ぶ」という意味で、有意義な勉強が出来たと考えております。
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