目からウロコ「落語一席はカラオケ3曲と一緒」
「いつか落語をやってみたい」
そんな思いを持っています。
この本は「自分にもできるかも」と思わせてくれる一冊で、是非皆さんにも紹介したいと思いました。
何が良いって、この冒頭の見出しです。
落語は長いお話もありますが、だいたい15分です。
落語って何だか難しそうだけど、分解してみれば
5分×3セット
1曲5分のカラオケなんて、難しそうと思ってやっていませんよね。
好きな曲なら、歌詞を覚えてるなんてザラだと思います。
「3曲分覚えることが出来たら、それが落語一席にあたりますよ」というのが、目からウロコの大変分かりやすいメッセージになっています。
アマチュアなんだから自由で良い
この本のさらに良いところは、
あまり難しく考えなくて良い、お気楽なスタンス
にあります。
落語入門とか沢山読んできましたけど、
「紹介」部分が多過ぎる
これだけで落語を難しくしていると思います。
つい初心者に向けて、沢山言いたくなってしまうのだろうけれど、
プロはプロ、アマチュアはアマチュア
の線をしっかり引いていて、潔いところが大変気持ちよく読めます。
落語の勉強に最適だと思います
とはいえ、何でもいい加減ということではありません。
落語のことをとても分かりやすく勉強することができます。
「実際に演じてみよう」と思うと、逆引きで必要なことを学ぶことが出来るのかもしれませんね。
実際に演じるために必要な
・手ぬぐいや扇子の使い方
・出囃子のお話
・着物の入手、着付けのお話
なども紹介していますし、「高座名の付け方」「めくりの作り方」なんかもあって、考えるだけでもワクワクします(^^)
実際にやってみたい演目選びの参考として、いくつかのお話も紹介されています。
お話の「解説」に力を入れていないので、かえって大変分かりやすくなっているんですよね。
プロの落語家さんや有名な演芸評論家さんのお話ももちろんタメになりますが、私にとっては、一番分かりやすく落語の勉強になりました。
肝心の勉強方法は?
この本は「3か月でマスターしよう」という方法を紹介しています。
基本は「暗記」です。
その暗記方法も具体的で、継続できる工夫が随所に紹介されています。
落語の勉強のキモは、
本物を見て真似る
にあります。
詳しくは書物を読んで頂きたいですが、勉強のほぼ全てが、この「見て真似る」という行為に集約されます。
でも、そんなに心配いらないと思います。
冒頭のカラオケのお話もそうですが、落語をやってみようという方は、もともと落語を見るのも好きだと思います。
勉強のほとんどが「落語を見る」ことにあるのですから、勉強とすら言えないかも知れません。
プロの落語家さんとは全然違うと思います。
その意味では、アマチュア落語は「つらい・苦しい」部分はないでしょう。
私がそうですけど、
・恥ずかしい
・時間がない
というくらいが壁だと思います。
とてもおススメできる本ですので、良かったら是非手に取ってみて下さい。
私はペースは変えますが頑張ります!
一緒に勉強していきましょう(^^)
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