埼玉の「ミスター競輪」
「ミスター競輪」というと、皆さんの頭に浮かぶのは、中野浩一さんかなと思います。世界選手権十連覇というとんでもない記録を打ち立てた方で、体操の内村航平さんとか出なければ、その記録自体が嘘でしょ、想像つかないというレベルですよね。
オールドファンの方には「いやいや違うんだよ、ミスター競輪っていうのはさ…」となるかとも思います。中野さん以前にも「ミスター競輪」と呼ばれる名選手はいました。中野さん以後も素晴らしい選手は何人も出ていますが「ミスター競輪」とは呼ばれないですね。
ところが、今日書かせて頂く永倉選手は「埼玉のミスター競輪」。「誰が付けたんだろう!?」という位、私にとってしっくりくるキャッチフレーズだと思います。永倉選手が亡くなって6年、縁あって良くしていただきました。交友関係が広く「本当に分け隔てのない方」という印象を持っています。
選手会埼玉支部長として活躍され、引退後は解説者に
永倉選手は、競輪学校46期卒業(今は117・118期がデビューしようとしています:1年2期の時代がありました)、1980年10月大宮競輪場でデビュー、2010年6月に引退されるまで約30年間の現役生活を送られました。
46期でいまだ現役というと、現在は兵庫の徳丸佳克選手一人のようです(公式サイトKEIRIN.JPで検索)。一番活躍したというと、愛知の細川忠行選手でしょうか。卒業記念レースのチャンピオンで、特別競輪の決勝進出の記録もあります。
永倉選手の存在感というか、「埼玉のミスター競輪」がしっくり来ると書いたのは、埼玉支部の支部長としての活躍が強く印象に残っているからです。ただ顔が広いだけでなく、情熱的で温かい方で、埼玉県には浦和競馬、戸田競艇、川口オートと公営4競技すべて揃っているんですけれど「みんなで盛り上げていこう」という機運を作ったのはこの方なのではと思っています。
またお話も上手な方で、引退後解説者として、また競輪場内のイベント司会などもよくされていました。ユーチューブなどでは何本か上がっている動画が見られますね。
ギャンブルレーサーサイトを発見!
記事を書こうとインターネットを眺めていたら、こんなサイトも見つけたので、あわせてご紹介します。
「ギャンブルレーサー」という作品自体が、超有名!?な競輪マンガで、これだけで何本も記事が書ける名作!?(永倉選手も何回か登場しているはず)なんですけれども、このサイトでは、新作というか、現在進行形のギャンブルレーサーが展開されています。作者の田中誠さんの埼玉(大宮・西武園2つの競輪場があります)への想いが溢れています。昨日お話しした長州さんは「変わる魅力」がありましたけれど、田中さんの「ブレない、変わらない姿勢」というのも同じく魅力のあるものだと思いました。
今日は、競輪選手でこういう方がいらっしゃったというのを紹介したくて記事にさせて頂きました。
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