おすすめ本「数字で考えるが簡単にできる本」
数字で示せ
という言葉、分かってはいてもどこかピンと来ないという方も多いと思います。
私もそうです。
良さそうだなと思う本を沢山読むようにはしているのですが、似たようなことが書いてありますね。
この本は分厚くないのに、要点を本当に良く抑えていて、凄く分かりやすい一冊になっています。
著者の柏原崇宏さんは、アマゾンで見たところ、この一冊しかないようですが、著者が伝えたいことのエッセンスが詰まった良い本だと思います。
同じお悩みを持つ方は、是非一度手に取って貰えたら嬉しいです😊
この本のおすすめポイント
文字が大きい(このテの本としては、かなり大きい方だと思います)
分量が適度(私は読むのがあまり早くありませんが、2時間程度で読めました)
知りたいことが書いてある(タイトル通り「数字で考える」ことが何か分かります)
大変読みやすく、参考になったので、要約を残しておきたいと思います。
明確な定義「分析」とは
「分析」とは、「物事を比較し、その差から意味を見出すこと」
比較することにおいて最も重要なツールが「数字」
分析の5つのステップ
分析のステップは以下の5つ。
問題を設定する
答えを想定する
数字を集める
数字を比較する
比較した結果を分かりやすく見せる
「数字をうまく使う」とは
数字をうまく使う=数字を使って、自分の考えを人に対して上手に伝える
問題=「自分は何を解決しなければならないのか」という作業の目的
答えを想定する=仮説を立てる
数字を集める=出来上がりのイメージに対して、設計図に基づいて、必要な材料を集める。ただ集めようとすると数字に溺れる
数字を比較する・・・5つの切り口しかない
項目間、時系列、比率、相関、ばらつき
「結果をわかりやすく見せる」ためには
資料はストーリーに
ストーリー作りのポイント
シーンにつながりがあること
結論があること
結論までの物語に破綻、欠落がない
状況⇒状況の解釈⇒結論
資料はシンプルに
「メッセージ」「中身のタイトル」「中身(グラフ)」
網羅思考に注意
伝えたいことに直接関係ないことは全て雑音
本編の後ろに資料として付ければ良い
一目で分からないグラフは、作る意味がない
もし表でしか表現できないと思ったら、伝えたいことは明確になっていないのではないかと疑う
どうすれば比較の差を分かりやすく短時間で伝えられるか想像する
誰が読んでも分かりやすい資料にする
難しい言葉、表現は使わない。
読み手に合わせて作れればベスト。
必要なのは「ポジションをとる」という心がけ
はっきりとした主張をする
言い訳ばかりの無難なメッセージは退屈
合っていようが、間違っていようが、はっきりした主張があるからこそ、脳が刺激され、考えが働く。
この要約だけでも凄く役に立つと思いますけれど、この本は手元に置いて、大事なことを忘れそうになったら参考書的に使うのがベストと思います。
コメント