獣神サンダー・ライガー選手の想い出

プロレス

身長170センチの巨大過ぎる存在「ジュニアの象徴」

ライガーさんは、漫画家・永井豪さん発案のキャラクターで、テレビアニメ放送と連動して生まれたプロレスラーです。デビュー年の1989年は、アニメに連動してライガーからファイアーライガー、そしてサンダー・ライガーになって今に至ります。

「プロレスラーには大きい人がなる。小さい人はなれない」が当たり前の当時の常識からはかけ離れた存在でしたが、ライガーさんになる前のライガーさん(ややこしい言い方ですが、要するに新人時代)は、既に傑出したレスラーで大試合などにも抜擢されていました。

デビューした当初はプロモーションとかも力を入れていて、私はサイン会(渋谷の東急東横店の屋上でした、キャラクターショーも一緒にやったんです)で握手して貰いました。中学生の私より背は低いのに、手は倍くらい大きくて厚く、「これがプロレスラーの手なんだ」と感動した記憶があります。

その後のライガーさんは、見出しのとおり「ジュニアの象徴」として30年にわたりトップレスラーであり続けます。大会のメーンイベントをジュニア選手が務めたり、団体の枠を越え、当時格下に見られていたインディ(独立系)団体から多くの優秀なレスラーを見出したり、「ジュニアだから」という垣根を取っ払ってみせたのもライガーさんの大きな功績ですね。

誰よりも明快にプロレスを表現するプロレスラー

ライガーさんは試合の説得力も凄くありますが、「発する言葉」も力強く魅力的です。

よく解説をされますが、そのときは「すげー」がとても印象に残りますし、一見「新橋のおじさん」とさほど違わないように見えます。が、「自分がリング上でプロレスをすることができて幸せ」「最前列で見ているのに(解説で)お金が貰えて幸せ」と常々口にするライガーさんは、言葉でプロレスを表現するのも上手いです。

言葉でプロレスを表現するのが上手なのは、長州力さんだったり、前田日明さんだったりしますが、ライガーさんの特徴は「明快さ」ですね。あえてキャッチーな言葉を使おうとしなかったり、難しい表現をしなくても、まっすぐ心に伝わってくる「ストレート」な表現をされる方だと思います。

自身が凄いプロレスラーなのに、「本当にプロレスって凄い」と確信しているのが伝わってくる、本当に誇りをもってプロレスと真摯に向き合ってきたライガーさんの偉大な一面だと思います。

お茶目!?バラエティ出演時はさらに一味違う

心底ふざけられるのもライガーさんの魅力です。バラエティ番組出演時は特に凄いです。タレント名鑑での安田大サーカス・クロちゃんとの絡みで見せるいわゆるプロレスラーっぽい賑やかしに限らず、劇的ビフォーアフターで見せた造形技術(あんな人が寮にいたら落ち着かないですね(^^;))、しくじり先生では「人望がない先輩」をやりきりました。

そんなライガーさんは、今年1月55歳で引退された後、youtubeで自分のチャンネルを持って発信されています。上にも書きましたが、明快に表現されるのが得意な方ですから、今後も私たちに「プロレスを心から楽しむ方法」を提供し続けてくれるのではないでしょうか。

獣神サンダー・ライガーチャンネルはこちら

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