「気合い」だけじゃないアニマル浜口選手の想い出

プロレス

「ありがとうプロレス、さよならプロレス」

マイティ井上選手、ラッシャー木村選手に続いて、今回は国際プロレス出身レスラーとしてアニマル浜口選手の想い出を紹介したいと思います。

浜口選手は、テレビでもその姿を今でも見られますが、現在72歳の元プロレスラーさんですね。1969年国際プロレスでデビュー、1981年の国際プロレス崩壊後、新日本プロレスに闘いの場を移します。1984年には長州力選手らと行動を共にし、ジャパンプロレス(主に全日本プロレスで活躍)を結成しますが、1987年に一度引退しています。

見出しは、その引退の時のお客さんへの挨拶の一節です。言葉選びも秀逸な浜口さんの真骨頂ですね。たしか週刊プロレスの表紙にもなったはずです。

「気合いだー」で有名なアニマル浜口さんですが、このフレーズは、1990年アニマルさんがプロレス復帰に際して「燃えろー」と合わせて多用したのを覚えています。この頃は、新日本プロレスが闘魂三銃士を中心に大きく盛り上がっていった時期と重なっていたし、改めて浜口さんのファイトが見られてとても幸せでした。

ただ叫んでいるように見えてクレバーな動きが出来る方

浜口さんは、ああ見えてただ叫んでいるわけではありません。

浜口さんは「求められた働きが出来る人」という印象があります。有名な「ラッシャー木村こんばんは事件」で大切な先輩・木村選手の危機を救ったのも浜口さんですし、猪木さんからも馬場さんからも高い評価を得ていたのもよく分かります。

バラエティ番組でも、求められた働きが出来るからこそ、あれだけの露出があったのではないでしょうか。ただ面白がられるだけの人ではなくて、芯があって、的を射た表現が出来る浜口さんならではの芸当だと思っています。

実際の試合を見ても、動きにメリハリがあるし、特にタッグ戦は、相方の良さを存分に引き出します。長州さんは、マサ斎藤さんや谷津嘉章さんとのコンビも有名ですが、やはり浜口さんが最高のパートナーだと思います。

実は多くのスターレスラーを生んだ名伯楽

浜口さんがタダモノではないのは、育て上げた選手たちを見ても分かります。

私にとって印象深いのは小島聡選手、大谷晋二郎選手ですが、今をときめくトップレスラー内藤哲也選手もアニマル浜口道場の出身ですね。

忘れてはいけないのは、娘さんの京子さんですね。れっきとしたアマレス世界チャンピオンで、オリンピック銅メダリストです。

私は最初見た時の印象が強くて「家族でボディビルをやっている人たち」と勝手に思っていたのですが、こんなに有名な家族になるとは思わなかったですね。京子さんは、「かりそめ天国」のレポート役が謎過ぎますが、とても素敵な魅力が溢れているのは分かります。お母様もバランスが取れた感じがしますね。

話が少しそれてしまいましたが、浜口さんにはレスラー時代のことや、娘と歩んだ道を記した沢山の著作があります。ご紹介する本は、タイトルも気に入ってるし、とても読みやすかったのでおススメに載せておきたいと思います。これ以外にも、様々な作品に浜口さんのセンスあふれる「言葉」が記されているので、興味を持たれた方は是非手に取ってみて下さい。

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