ジョー樋口さんの想い出

プロレス

早くもネタ切れ?そうではありません

好きなプロレスラーを紹介するカテゴリで、大熊さん、藤波さんに続いて出てくるのが「レフェリー」って、「もうネタ切れか」と心配して下さったかた、ご安心ください(^^) 紹介したいレスラーは、現役・引退・国内・海外問わず沢山います。私がジョーさんを好きなだけです。

ジョー樋口さんは長く全日本プロレスのレフェリーとして活躍された方です。英語が出来たことから、レフェリー・外国人係として、日本プロレスから全日本プロレスで活躍、プロレスリングノアでもお客さんの前に姿を見せてくれました、2010年に亡くなられています。

スキンヘッドと青のジャージが強く印象に残っています。ジャイアント馬場さんやジャンボ鶴田さん、多くの大型外国人レスラーのそばに居たうえ、後に書きます「失神ギミック」のせいで「弱々しい」イメージがありましたが、身長180センチ、体重100キロって、かなり立派な体格ですよね。近所を散歩している姿を見かけても、そりゃ当時の子どもにはなかなか怖いはずです。

レフェリーとして有名な方ですが、柔道出身で、1950年代のわずかな期間ですがプロレスラーとしても活動されています。だから「プロレスラー」だって言いたいのではなく、私も現役時代は知りません。

全日本プロレス名レフェリーの系譜

ライバル団体の新日本プロレスが、藤波さん、長州さん、タイガーマスクさんらが出るまで「猪木さんの団体!他は引き立て役!」みたいな印象が強く、レフェリーは添え物的だったのに対して、全日本プロレスは、もちろん「馬場さんの団体」ですが、ゆるやかに「全部あってプロレス」というものを形成していたと思います。

「レフェリーを大事にする」というと微妙に表現しきれていないのですが、「レフェリーがいて成り立つプロレスのリズム」というものが全日本プロレスにはあったと感じています。そこは猪木さんと馬場さんの違いがハッキリ出ていたと思います。

ジョーさんの後にメーンレフェリーを務めた和田京平さんも、こんな紹介の仕方では足りない名レフェリーですし、「全日本プロレスでの活躍」とはちょっと違うんですけれど、今も新日本プロレスでメーンを務める海野さんも、私が一番熱心に見ていた頃でしたので、「全日本」のイメージがとても強いです。ジョーさんが残した「プロレスのリズム」は今も生きていると思います。

「何でレフェリーがいないんだ」ジョーさんの失神ギミック

「ギミック」は簡単に言うと「面白くするための仕掛け」ですね。

全日本プロレスで繰り広げられた数多の名勝負の中に、時折レフェリーがいないシーンがあります。レフェリーのジョーさんが、レスラー同士のぶつかり合いに巻き込まれて場外でのびているんです。その間に大技が決まったり、反則がされ放題になったりするんですね。

ドリフターズの「志村後ろ!」と原理は同じといえば同じなんですけどね。うまく展開にハマると大きな盛り上がりになりますし、「あ~面白かったな」って振り返ってみると、さりげない演出がとても効いていたりして、しみじみ「良いな」って思うんです。昔のビデオ見ても同じ感覚が戻ります。レフェリーは活躍期間が長いので「いつも居る」という安心感もありますね。

だからレフェリーは面白い

レフェリーがいないプロレスって想像できますか?

わざといない形式のプロレスってあるにはあるんですけど、私はやっぱり「レフェリーが居てこそのプロレス」が好きです。

「カウントが出来ればレフェリーは務まるか」

答えは「ノー」です。

名勝負は勿論プロレスラーが作り上げていくものですが、いつも、その真ん中にいて、記憶に残る名レフェリーの存在。

試合を終わらせるのもレフェリーです。ジョーさんは例の失神でいないことありましたけどね(^^;)

プロレス
スポンサーリンク
シェアする
montaをフォローする
もんた心(こころ)のブログ

コメント