近藤名奈さんとは
愛知県出身の歌手で、1993年「こんな日は早起きしてあなたに会いたい」でデビュー、いわゆるメジャー活動は2000年頃まで、14枚のシングルと5枚のアルバムを出しています。その後もボイストレーナーとして、後進の育成にもあたられ、本も出されていますね。
近藤さんの曲は、当時の「あるある」なんですけど、とにかくCMや番組タイアップ曲が多かった記憶があります。
私が近藤さんを知ったのも、2枚目のシングル「地球を蹴ってさか上がりして」がCMで見たのが最初だと思います。この曲は、ラジオでもよくかかっていて、伊集院光さんのラジオ番組「Oh!デカナイト」で当時やっていた、歌手名を伏せて良い曲を選ぶという企画で上位に選ばれたのもよく覚えています。
ガールポップといえばこの人
先日ご紹介した奥井亜紀さんとほぼ同じ時期に、テレビ神奈川「ガールポップ」に出演されています。
ガールポップって、当時の雰囲気で言うと、アイドルとアーティストの間を埋める的動きだったと思います。アイドルって、今からは想像つかないですけど、モーニング娘が出るまで、「これは」という人が誰もいない低迷期が少しだけあったんですよね。
この時期に活躍されたいわゆる「ガールポップ」の歌手の方は、皆さん「代表」と言って良いと思うんですけど、私にとっては近藤名奈さんだったり、奥井亜紀さんだったりします。
もしかしたらガールポップ的なものは、近藤さんご本人の志向とは違う活動だったのかも知れないですね。後半には、自身の作詞作曲のものを発表されたり、ギタリストの斉藤誠さんとユニットを組んだり、カバー曲に力を入れたりもされています。
名曲てんこもり。ず~っと聞いていられます
昔の曲は「懐かしい」し、「そのときのことを思い出せる」ということもあるとは思いますが、近藤さんの良いところ「伸びやかな声」「変な癖がない」のがとても良いし、そして何よりも当時の楽曲の「魂」を感じるところが、ずっと聴ける理由だと思うし、まだ聞いたことのない方にも是非聞いて頂きたいおすすめポイントです。
CMやタイアップ曲って、曲の中の一瞬しか流れませんよね。その一瞬で聞いている人の心を掴んで、「全部聞きたい」って思わせて、全部聞いた人が「また次も聞きたい」となってしまうところが凄いところだと思います。
近藤さんにはベストアルバム「Better Days」という作品があるので、これが一番のおススメですけれど、これに漏れているのにとても良い曲かなりあるので、出来ればデビューアルバムから通しで、シングルも(全部じゃ!?)聞くと、とても幸せな時間が過ごせると思います。
個人的には三枚目「最高の笑顔を花束にして」が一番良いかなと思ったのですが、この記事を書いているうちに「いやいや、こっちの方が良いでしょ」と自分の中で堂々巡りが始まったので、ランキング作りは止めました(^^;)
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